人類の食物史– category –
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人類の食物史
第47回 日本の長寿村・短命村
日本の長寿村・短命村 本ブログのタイトルは、糖質制限を主張される方々がよくとりあげる有名な研究著書のタイトルです。 著者は東北大学の教授を務められた近藤正二先生で、1972年に刊行されました。 先生は、1925年から36年かけて、日本全国990か所以上... -
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第44回 糖尿病食事療法の変遷
アメリカの糖尿病食事療法の変遷 1900年代の初頭は、アメリカもヨーロッパも糖質制限食は糖尿病食の主流でした。事実、糖尿病学の父と呼ばれるエリオット・ジョスリン医師の1916年の初版「ジョスリン糖尿病学」には、炭水化物は、1日の摂取カロリーの20%(... -
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第29回 糖質の摂り過ぎが糖尿病を増やした!
「昔より日本人は、魚類、野菜、米食中心の食事をしてきましたが、近年、 1.食の欧米化で動物性脂質をより多く摂取するようになりました。毎日2.カロリーの多い食べ物を摂取し肥満になってしまうとインスリン抵抗性が増加し、インスリンの分泌が多くなるた... -
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第13回 糖質は我々に必要な食物栄養素ではない
第4回のブログと同じタイトルです。 今回は糖質摂取は必要ない根拠を挙げてみました。 1.私たちの縄文時代の先祖は狩猟、漁労、採集生活を行なっており殆ど糖質を摂っていなかった。 2.胎児は絨毛で作られたケトン体を主な栄養源、熱源、エネルギー源にし... -
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第10回 ケトン体をエネルギー源にできなかったネアンデールタール人は絶滅した
かつて私たちの祖先だと考えられていたネアンデルタール人は、農耕が始まる2万年ほど前に絶滅したそうです。 平澤卓二先生の著書「体が生まれ変わるケトン体食事法」の中に絶滅した一つの仮説としてネアンデルタール人はケトン体を作れなかったのでは、と... -
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第7回 イヌイットは、かつては完全脂肪食だった
イヌイットはかつては完全脂肪食だったというのはご存知でしょうか。 【イヌイットはエネルギー源の50〜70%をケトン体から得ていた】 胎児や新生児が脂肪をエネルギー源にしていることを第6回のブログで述べました。 そして、実は、かつてのイヌイットは完... -
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第5回「炭水化物中心」の食生活でパニックを起こしている
炭水化物中心の生活が体に与える影響について、お話します。 【狩猟、採集、漁労時代、食事で炭水化物の占める割合はたった5%】 私たちの祖先が農耕を始める1万年前までは海や川で魚を獲り、山で動物を捕らえ、木の実や果物を採っていました。その頃の食... -
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第4回 糖質は我々に必要な食物栄養素ではない
イギリス人のジョンブリハ先生の「やせたければ脂肪をたくさんとりなさい」という本の中に面白い記事があったので、そちらから引用し御紹介します。 【人間が糖質を多く摂るようになったのは、ごく最近】 人間の食事に起こった変化の全体像を掴むため、人...
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