かつて私たちの祖先だと考えられていたネアンデルタール人は、農耕が始まる2万年ほど前に絶滅したそうです。
平澤卓二先生の著書「体が生まれ変わるケトン体食事法」の中に絶滅した一つの仮説としてネアンデルタール人はケトン体を作れなかったのでは、とあります。
脂肪から導引されるケトン体を使えないネアンデルタール人は、エネルギー産生のために筋肉のタンパク質を分解し、ブドウ糖をエネルギー源としていました(糖新生)。
しかし、生命を保っていたとしても、それにより筋肉はどんどん破壊されて減って行きます。そして、最後には体力の低下によって狩りができなくなり、それは死に直結します。
一方、私たちの祖先であるクロマニョン人は、ケトン体を作れる酵素を持っており、現代の私たちに命を繋いでくれたのです。
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