一般的に、インスリンは血糖を下げるホルモンだと認識されております。薬としてのインスリン製剤も血糖を下げるために使われていることは否定しません。
ここで、今一度インスリンの作用を確かめておきましょう。
【インスリンの作用】
1.インスリンはブドウ糖を筋肉や脂肪組織に取り込ませる。
2.グリコーゲン合成を促し、糖新生を抑制する。
3.脂肪合成を促し、分解を抑制する。
4.タンパク質の合成を促し、分解を抑制し、成長を促進させる。
「炭水化物が人類を滅ぼす 最終解答編」で、夏井睦先生は動物でも先史時代のヒトでも血糖値が上がることがないので1.2.は中心的な作用ではなく、本来インスリンはタンパク質合成とそれに必要なエネルギー源(脂肪)を蓄積するためのホルモンなのだと述べられております。
私はこれを読んで、先生の鋭い洞察に大いに感銘いたしました。
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