農林水産省の子供の食育のホームページに、以下のことが書かれてあります。
「私たちの脳は“ブドウ糖”をエネルギー源として使っています。朝起きたときに頭が「ボーッ」としてしまうのは、寝ている間にブドウ糖が使われて足りなくなってしまうためです。
朝食を食べないと、午前中、からだは動いても頭はボンヤリ、ということになりがちです。脳のエネルギー源のブドウ糖を朝食でしっかり補給し、脳とからだをしっかり目覚めさせましょう。
ごはんなどの主食には脳のエネルギー源になるブドウ糖が多く含まれているので、朝から勉強や仕事に集中できるのです。朝食は一日を活動的にいきいきと過ごすための大事なスイッチ。毎朝ちゃんとスイッチを入れましょう。」
脳は周囲の情報を感覚器から取得し、その情報を統合、分析し、そして判断し、運動器に命令を下します。脳は全身のエネルギー需要の20%を占めており、確かに通常はエネルギーをブドウ糖から得ています。
しかし、食事からのブドウ糖摂取が途絶えることでその活動が停止することはありません。脳の活動は、食事摂取の有無とは関係なく、アミノ酸からの糖新生で賄われております。その時、脂肪酸の燃焼によるエネルギーが使われます。
農林水産省のホームページは、どこかおかしくありませんか?
(※図の出典:夏井睦先生の『炭水化物は人類を滅ぼすから』)
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