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エネルギーと代謝
第31回 日本糖尿病学会の「糖尿病食事療法のための食品交換表」を使うと血糖値が高くなる!
糖尿病食事療法のための食品交換表第7版 日本糖尿病学会の「糖尿病食事療法のための食品交換表第7版」を見てみましょう。 交換表では、栄養素を表1から表6に分類しております。 栄養指導を受けると患者さんは、まず1日の摂取カロリーを決められ、そのカロ... -
エネルギーと代謝
第30回 太るのはカロリー(脂質)を多く摂るからではなく、炭水化物(糖質)を多く摂るからである
第29回のブログに出てきたダイレクト試験について触れましょう。 2008年の「New England Journal of Medicine」に掲載されたもので、タイトルは「Weight Loss with a Low-Carbohydrate, Mediterranean, or Low-Fat Diet」です。すなわち、低炭水化物食、地... -
人類の食物史
第29回 糖質の摂り過ぎが糖尿病を増やした!
「昔より日本人は、魚類、野菜、米食中心の食事をしてきましたが、近年、 1.食の欧米化で動物性脂質をより多く摂取するようになりました。毎日2.カロリーの多い食べ物を摂取し肥満になってしまうとインスリン抵抗性が増加し、インスリンの分泌が多くなるた... -
エネルギーと代謝
第28回 血糖値を上げるのは糖質だけ!
たんぱく質も脂質も血糖値を上げる? 1997年版のアメリカ糖尿病学会の患者用テキストブックには「糖質は100%、たんぱく質は50%、脂質は10%未満血糖に変わる」と間違った情報が記載されました。 2004年版では「摂取後に直接血糖に変わるのは糖質のみ。たん... -
エネルギーと代謝
第27回 反応性低血糖について
反応性低血糖について、順を追って解説して行きます。 【糖尿病の判定基準】 糖負荷試験については、ご存知の方が多いと思います。 半日程度絶食させられ、冷やした(炭酸入り)砂糖水を飲まされ(冷やしてないととても飲めない)、飲む前と飲んだ後の5回... -
エネルギーと代謝
第26回 糖質制限で血圧が下がる!
2008年4月から40歳から74歳の方を対象に行われている特定健診(別名メタボ健診)については皆さんご存知だと思いますが、簡単におさらいしておきましょう。 【メタボリック症候群・予備軍と診断される数値】 腹囲が男性で85cm、女性で90cm以上あり血糖値が... -
エネルギーと代謝
第25回 糖質を減らすと痩せる理由
糖質を減らすと痩せる理由を以下に挙げてみましょう。 1.糖質摂取を減らすと脂質をエネルギーとして使う(脂肪が減る→痩せる)。 2.肥満ホルモンと言われる脂肪蓄積作用のあるインスリンの追加分泌が減る。 3.糖質摂取が少なくなると糖新生が多く起こる事... -
エネルギーと代謝
第24回 炭水化物、糖質、糖類について
江部先生の著書「江部康二の糖質制限革命」に載っている「糖質の分類」がわかりやすいのでお示しいたします。 甘味料は人工甘味料と天然甘味料に分けられ、人工甘味料は図で示した通り糖アルコールと合成甘味料に分けられます。 天然甘味料とは、さとうき... -
糖質制限とケトン体の効用
第23回 ケトン体を測ってみよう!
糖質制限とココナッツオイル、MCTオイルといった中鎖脂肪酸を摂り入れるとケトン体産生は加速 糖質制限により、エネルギー産生経路がブドウ糖-グリコーゲンシステムから脂肪酸-ケトン体システムに転換しますが、ココナッツオイル、MCTオイルといった中鎖脂... -
エネルギーと代謝
第22回 新生児は腸内細菌から栄養を得ている?
新生児は腸内細菌から栄養を得ている? 母乳に含まれるヒトが消化も吸収もできないオリゴ糖の役割は、長い間謎でした。しかし、実は、オリゴ糖は新生児の腸管にビフィズ菌を定着、増殖させ、腸内環境を安定化させることがわかりました。 同時に、ビフィズ...