第8回 インスリンの作用とは

インスリンの作用について、見て行きましょう。

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血糖が上昇するとインスリンが分泌される

食べ物として摂り入れられた炭水化物は、分解され最終的にブドウ糖(単糖類)として小腸から吸収されます。

血糖の上昇を感知した膵臓からは速やかにインスリンが分泌され、諸器官でエネルギーとして使われます。そして、余ったブドウ糖は肝臓にグリコーゲンとして、脂肪組織には中性脂肪として蓄えられます。

これらは私たちの先祖が飢えを凌ぐために得られた巧みな仕組みなのです。

インスリンはケトン体の供給を押さえ込む

一方、インスリンは、脂肪組織(中性脂肪)からの脂肪酸だけでなく、脂肪酸を肝臓に持ち込むことにより得られるケトン体の供給を押さえ込みます。

もう一つ注目すべき点は、インスリンの作用とは関係なく(食事の摂取とは関係なく)、脳や心臓や赤血球などは常に他のルートからエネルギーを得ていることです。

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